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●木地の種類

ここでは割と知られている名前の木地を紹介したいと思います。

出て来る木地名は一般的に呼ばれている名で標記してありますが、

これも「所説あり」という事で。

●島黄楊・柾目系
このHPではいろいろな名前、方法、
説明などが出て来ますが、
いずれの場合も「諸説あり」という事で。
よろしくお願いします。

●絹柾・・・

とにかく木目が細かい木地。

「ひと目、絹の糸の様に細い木目だ」と感じて

そう名付けた・・・のかもしれません。(^^;)

●糸柾・・・

絹柾よりは木目の幅が広い木地。

と言っても木目が細かいことに変わりはありません。。

●柾目・・・

糸柾より少しだけ幅広の柾目です。

このあたりの幅ですと糸柾に入れる業者さんも

います。

●幅広柾・・・

柾目よりは木目の幅が広い木地。

広いからと言って悪い木地と言う訳ではありません。

このあたりは個人の好みです。

上記柾と同じで、このあたりの幅で、

普通の柾目としている業者さんもいます。

●斑入り柾・・・

木目に斑が入っています。

画像のサンプルは虎斑のようなスジが入っていますが、

ほかにモアモアっとした斑がある場合もあります。

杢とまでは言えないが、なにか入っていると

いうようなときは、「斑入り〇〇」と言います。

島黄楊は特にこれが顕著に表れます。

●板目・・・

木口を板目に取った木地。

駒尻が板目で、表面は画像のように

指紋杢に似た模様がでます。

●島黄楊・赤柾系

●赤木目(あかもくめ)・・・

木肌は赤くないのに木目が赤く際立っています

「赤系」とも呼ばれることもあります。

akamasa-001.jpg

●赤柾・・・

画像は植林木の赤柾です。

天然木に比べると、

若干年輪の幅が広い木が多い感じです。

●赤虎斑・・・

赤柾に虎斑が入ったもの。

サンプルは糸柾の部類にはいるでしょうか。

麻雀で例えると、糸の柾で2翻、赤で2翻、虎斑で2翻。

この時点でハネマン確定です。

これに天然木で指1本とか、古木で指1本とか

付け加えたら・・・ヒェ~~~!

●島黄楊・虎斑系

●虎斑・・・

虎斑とひとくちに言っても斑の出方がさまざまです。

斑の色が濃いもの、薄いもの。

斑の角度がきついもの、緩やかなもの。

斑の幅が狭いもの、広いもの。

いずれも「虎斑」ですが、一般的には角度が

水平に近いほど良いとされています。

●虎杢・・・

虎斑が激しくなったらこうなった・・・みたいな。

模様も杢に近い系、虎斑に近い系などと幅が広いです。

この駒も、模様の出具合、色具合などで

値段はピンキリです。

toramoku-001.jpg

●超絶虎杢・・・

なんと表現していいのか・・・。

ひと目、すごい虎杢としか言いようがありません。。

値段もひと目「役満」っぽくて、怖くて聞けません。

●島黄楊・杢系

●根杢・・・

根っこから採れた木地です。

根杢と言ってもかなりの種類に分けることができます。

模様の種類、模様の出方、色味、色の濃さなどによって

値段もいろいろです。

nemoku-001.jpg
nemoku-itame-001.jpg

●根杢板目・・・

根杢の木を板目に取った木地です。

柾目ではなかなか見られない、一風変わった

模様になります。

nemoku-itame-002.jpg
工事中.jpg
工事中.jpg
工事中.jpg
工事中.jpg
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工事中.jpg
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●島黄楊・そのほか系

●木口杢・・・

特殊な木取りからできる木地。

木口杢の特徴としては、コマのケツが明る・・・あ、いや、

駒尻の色が表面に比べて明るいことです。

この木地で駒を作って磨き上げると木の表面が

ピッカピカになります。

木取りの違いは下のイラスト参照ということで。

左・・・柾目取り

右・・・木口取り

●流水杢・・・

木目がうねっているさまが、

流れる水のように見えるところから

そう呼ばれた・・・のかもしれません。

●孔雀杢(タケノコ杢)・・・

ひとくちに孔雀杢といっても

模様の出方で呼び方が違い、2種類に分けられます。

左の画像は、模様が下から上に伸びているもので、

年輪がタケノコのように見えるところから、

そう呼ばれたのかも。。

●孔雀杢(イナズマ杢)・・・

孔雀杢のイナズマ杢です。
模様が上から下に伸びている風景は、

まるで雷を連想させるところから来たものでしょうか。

「言い得て妙」という感じです。

工事中.jpg

●縮み杢・・・

木目がシワシワッと縮んでいるように

見えたところから来た・・・ような感じがします。

根ッコに近いところから採れるようで、

特徴は木地の脇にも斑が見られるところでしょうか。

表裏、脇と四か所に斑が見えますので

かなり派手な感じにみえます。

●銀目杢・・・

モヤモヤした模様が特徴的です。

ひと目、地味な木地に見えますが、これがなかなか味わいの

ある木地で、通好みと言えるかも。

●金目杢・・・

木地の色に黄色が強く出ていて、

しかもキラキラしている木地です。

画像左のように杢が入っているときは金目杢、

画像下の柾の場合は金目柾呼びます。

黄色のキラキラは金の輝きを連想させるので

このように呼ばれたのかもしれません。

●島黄楊・古木系

古木(こぼく)というのは、伐採後20年くらいの期間を経た駒材を言います。

人によっては10年くらいでもそう呼ぶこともありますが、

ここでは20年以上という事で。

左の画像は先日目にしたときに撮影させてもらったものです。

櫛形に挽いた板を円状に束ねて太い針金でタガ絞めしています。

古くはこういう保存方法(乾燥方法)もあったのかと

今更ながら驚かされます。

●古木・絹柾・・・

古木で作った目の細かい木地。

上記掲載の古木版です。

木地もこれだけ古くなると、実にいい「味」が

出て来ます。

この「味」は作ってみないとわからないと思いますよ。

あ、宣伝ではありませんよ(^^;)

koboku-masame-001.jpg

●古木・柾目・・・

古木の木地。

上記掲載の古木版です。

木地もこれだけ古くなると、実にいい「味」が

出て来ます。

この「味」は作ってみないとわからないと思いますよ。

あ、宣伝ではありませんよ(^^;)

koboku-akamasa-001.jpg

●古木・板目・・・

古木で作った板目の木地。

しかも、この見本で、真ん中の木地は赤柾ですので

赤柾の板目ということになります。

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●古木・虎斑・・・

古木の木地の虎斑です。

ひとくちに虎斑と言ってもかなりの種類に

分けることが出来ます。

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Copyright 2016 komakijiseisaku&hanbaiten all rights reserved

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